熊野大学の創設者・中上健次氏が亡くなって早10年。言ってみれば、中上健次氏を欠いたまま、もう10年も熊野大学を続けてきたわけで、これはもう実は大したことではないかと胸を張りたい気がする一方、でも、ひょっとすると中上氏が生きていたら熊野大学はこんなに続かなかったのではないかとも思います。
いずれにせよ、没後10年は一つの山場でした。次の目標は中上氏の13回忌です。一歩一歩着実に歩を進めて行かなくては……。
「中上健次と読む『いのちとかたち』─山本健吉著─前編・後編」(中上健次資料収集委員会)発刊協力